星に魅せられて

強迫性疾患と共に生きる

どうしても言いたいこと

TOKIOの山口くんの報道について

 

こういう話題に触れたくないから言わないようにしていたけど

あまりにも酷いと感じるのでここで書いてみる。

 

今回、山口くんがしたと報道されていることに関しては

事実であるならば山口くん自身が反省し、

これからの人生において教訓としていかなければならないと思う。

 

でも、今、TV局やマスコミが情報提供すべきことは

『山口くんの酒癖が悪かったと以前から認識されていた』

ことや

『メンバーが「ありえない」と発言した』

ことや

『芸能界追放か、TOKIO脱退か』

ということではないと私は思う。

 

おそらく問題点はたくさんあるけれど、私が思う一番の問題点は

 

『どうして女の子は被害にあうような状況に至らなければならなかったのか』

 

ということである。

ここで、今回の性犯罪は一方的なレイプ事件とは切離して考えて欲しい。

無抵抗で否応なく起きてしまった性犯罪とは別なのだと私は思う。

だって、電話で呼ばれたのなら断ることができるのだから。

目の前で手首を掴まれて連れて行かれたのとは意味が違う。

 

どこかの教育に詳しいと云われる先生が

『芸能界で頑張ろうとしている女の子がその業界で実力ある人の呼び出しに答えないことは無理がある』

的なことを発言したと聞いて、ビックリした。

 

そんな枕営業的なことをしなければ生き残れない芸能界なんて

なくなってしまえばいいと思う。

 

仕事のことで相談があるならば収録現場の待合室でもいいでしょ?

マネージャーに付き合ってもらってもいいじゃない。

なんなら年上の男性にしなくてもいいことだとも思うし。

 

私は被害女性を責めたいわけじゃない。

なんなら、この問題は至極『プライベート』な事件であって

関係のない世間一般がどうのこうのいうことじゃないと思っている。

 

それよりも

『これからの未来、このような状況に置かれそうな女の子たちに

 犯罪に巻き込まれないようにする術』

を教えるほうが有意義な報道になると思う。

 

私から言わせてもらえば、

男の人なんてみんなバカだし

お酒を飲んだ男の人なんてもっとバカだし

お酒に呑まれた男の人なんて最低すぎる。

 

でもね、そういう男って絶対に居なくならないの。

絶対にこれからもいるし、その人たちから自分を守る術を

被害に遭う側が身につけないといけないの。

 

1つだけ云います。

立場が上の大人も、警察も

事件が起こってからじゃないと動かないし、

それじゃ何の意味もないの。

 

私も過去、怖い経験は何度かした。

夜、バイト帰りに男の人につけられた経験もあるし、

職場のお客さんにストーカー的なことをされたりもした。

その度に上司や警察に相談もしたけど

最初は『何が何でも守るから』と言ってくれても

次に出てくる言葉は

『まずは自分で気をつけて』

ってことだけ。

なにも動いてはくれないと、私は実体験で思っている。

 

自分で気をつけている上で相談しているんだろうが!!

 

って思っても、それ以上は上には言えないのが立場の弱いものの考え。

私は言えなかった。

でも、それじゃ自分の身は守れない。

 

バカな男は絶対にいなくならない。

だからこそ、自分の身を守る術を身につけないと

被害に遭う側が少しでも危険を回避する術を身につけないといけない

 

だからこそ、

報道機関はその術を若い被害に遭うかもしれない子供たちに

情報発信していくべきだと思う。

 

夜、大人に呼ばれても絶対に行ってはいけないし

メールや電話なら絶対に断れるから頑張って断る。

大人なんて『親が』『家族が』って使えば無理強いはしてこない。

目の前に居る大人に無理矢理連れて行かれそうになったら声を出し、

交番でもお店でも民家でもいい、助けを求めるべき。

110番をするのも手だと思う。

電話をしているだけでも、逃げられるときはある。

 

『自分の身を守る術を身につけろ』

これは絶対に必要なことだから。

 

 

今回の報道でこのような若者が身を守る術を

どこのメディアも放送していないのが哀しい。

 

今は視聴率が大事な世の中だから

権力が強いものを重んじる世の中だから

期待できることは少ないと感じている。

そんなことを放送していて視聴率が取れると思っている大人たちも

面白おかしく見てしまう世の中もおかしいと思うけど。

 

 

だからこそ、これからの日本を背負うといわれている若者が

今の大人以上にしっかりとした、肥えた目を培うべきだと私は思う。